第68回カンヌ国際映画祭で「ある視点部門」の監督賞を受賞した映画「岸辺の旅」(黒沢清監督)が1日に公開された。今作は、湯本香樹実(ゆもと・かずみ)さんが2010年に発表した小説が原作で、3年間も失踪(しっそう)していた夫が突然帰宅し、夫婦そろってその間に世話になった人たちを訪ねながら愛を深めていく姿が描かれる。俳優の浅野忠信さんと女優の深津絵里さんがダブル主演を務め、初めて夫婦役を演じている。旅の途中で出会う人々には小松政夫さん、蒼井優さん、柄本明さんら演技派がそろう。
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