フレンチハウスの黎明(れいめい)期をテーマにした映画「EDEN/エデン」(ミア・ハンセン・ラブ監督)が5日に公開される。1990年代のフランスを舞台に、音楽シーンを駆け抜けた一人のDJの夢と挫折を描く青春映画だ。「あの夏の子供たち」でカンヌ映画祭の「ある視点」部門で審査員特別賞を受賞したミア監督がメガホンをとり、脚本を担当する実兄で小説家のスベン・ハンセン・ラブさんを主人公ポールのモデルにしている。主人公のほろ苦いストーリーだけではなく、エレクトロデュオ「ダフト・パンク」が誕生する様子を実際のエピソードを交えながら描くなど、90年代パリの音楽シーンの熱気が再現されている。
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