俳優の松山ケンイチさんが29日、東京都内で行われた「第28回東京国際映画祭」のパノラマ部門の公式出品作品「の・ようなもの のようなもの」(杉山泰一監督)の公式上映舞台あいさつに登場。作中で落語家役を演じている松山さんは、「(普段の役とは)全然違う。落語だといろんな役を一人ですべてやらなければいけない。年齢も性別も(違う人を)全部やらないといけないので大変だった」と苦労を告白。「役者としても、間やせりふ、役の切り替わり方が(普段の役では)なかなかできない経験だったので、とても勉強になりました」と充実した表情で語った。
また落語について「今回落語を聞かせていただいて、すごく魅力的なものだなと思いました」といい、「人物も人情味があって粋な人たちが多いんですよね。人間としても勉強させていただいている気がする」と魅力を語った。舞台あいさつには松山さん、共演の北川景子さん、伊藤克信さん、杉山監督が出席した。
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